旅の終わりに思いを馳せて

 Vtuberの旅行企画の動画のエンディングで、不意にノスタルジーを感じてしまった。それっぽいエンディングにつられてしまっただけだとも思うけど、あるいは旅情というものに思いを馳せたのだとも思う。

 旅は非日常であり、多くの人にとっては繰り返しの日常からの束の間の離脱。「また行きたいね」や「また行こうね」は、どこまでも人間らしい感情なのだろう。

 自分は、たぶん幸運なことに出張などで非日常的な遠出も多いし、旅行の回数も少なくはない方だと思う。そのひとつひとつの旅に「あそこよかったな」とか「また行きたいな」が生まれる。いったい、そのうちのどれだけに再訪が叶うのだろうかと思うと少し切ないけれど、それだけ多くの場所や物に出会うことができるのは有難いこと。

 旅の終わりに、必死にやりたくなるのは「感情の保存」かもしれない。美味しいものを食べたとき、綺麗な景色を見たとき、その土地のことを知ったとき。それぞれに感じたこと、思ったことなんかを残したくて、写真を撮るし、言葉に残そうとする。そうして旅を積み重ねて、少しずつ心が豊かになるのだと思っている。

 旅は始まりがあり、そして終わりがあるからこそいいのだ。また次の始まりを楽しみに。


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