最近、OpenClawというものをよく見かける。もしかしたら、自分も普段の作業に役立つかもと思い軽く調べたりはしたものの、自分が思っているエージェントにはまだ届いていないなと思い、導入は見送ることにした。
僕が欲しがっているエージェントは、多分もうひとりの自分のように動いてくれる存在。作業を代行するだけでなく、思考の断片を無限に保持し、結びつけ、ときに必要なときにそれを提示してくれるようなもの。現状のエージェントはそれころアプリの開発などでは大いに役立ちそうだけど、自分にはまだ活用できるビジョンが見えていない(これはもちろん自分の使う能力の不足も含まれる)。
それでもAIエージェントというものには惹かれていて、新しい話題が出ればある程度はチェックしようとしている。仕事でも個人的な取り組みでも、作業的な部分をAIに代行してもらうことができれば、自分はインプットとアウトプットに注力することができる。
ただ楽をしたいだけのような気もするけど、体力や気力、あるいは認知資源の使う先を、できる限り物事を推し進めることに割り振ることができれば、総合的に生産性の向上となる。
僕がエージェントで実現できれば理想だと思うのはまず
- ChatGPT(=メインで使っている対話型AI)の会話履歴を参照でき、相互にデータのやり取りができること
- PCを直接操作し、アプリケーションやファイルを実際に取り扱えること
- できればローカルで動作すること
- タスクの量を気にせず動かし続けられること
この4点。
これによって、僕が考えていることを汲み取ることができ、さらには対話の中でタスクを指示することもできる。
そしてその上で、仕事や個人ワークの中で
- 素材の整理(バックアップ、プロキシの作成、一定期間経過した素材のリマインド)
- 雑多なメモなどの整理やラベル付け
- 画像生成などを組み合わせて操作して、絵コンテのたたき台など資料の作成
- タスク管理
などを任せられるといいなと思う。
これは将来的にもっと映像の生成なども強力になればやってみたいことがあって、それにもつながるようなこと。
それらの理想は持っているけど、結局まだ今は時期尚早かなと考えた。やらせたいことはあるものの、色々な要素の統合がうまくいかなければ結局無意味に時間を費やして、全く使い物にならない結果を生み出してしまうし、現時点で存在するツールなどで必死にそれを実現しようとしても、おそらくそれはすぐに陳腐化してしまう。
偏見かもしれないし怒られるかもしれないけど、現在のエージェントはエンジニアとは相性が良さそうだなと感じている。それは明確なタスクを与えやすいことや、成果物の完成度を定量的に測りやすいから。
自分が求めているのは、文脈・感性・創作としての質などが含まれていて、同じノリではなかなか乗ることができない。
AIエージェントが進化すれば、楽ができていいという考えにもなるかもしれないけど、作業を委ねたいのは単なる怠けや横着ではなくて、時間の捻出をしたいということ。
例えば完全な自動運転をできる車が自分の手元にあれば、電車では運べないような量の機材を運びながら、撮影現場まで本を読んだり思考タスクを進めることができる。もちろんそれは運転を外注できるだけの資本があれば実現できるが、それよりも遥かに低コストで実現できるのが自動運転だと思う。
それと同じようなことを、日々の事務的作業や流れ作業的な仕事でできれば理想的。
とはいえ、時間ができたらできたで怠惰になるという悩ましい体質を持っていることも十分わかっている。
だからこそ、そういうAIエージェントの輝かしい未来を想像しながらも、現実的に時間をうまく使える仕組みや、制約を今のうちから考えておく必要がある。
無限の自由は、まるで夢のようだけど、恐ろしく人間をダメにする悪夢も裏側に抱えている。

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