そろそろ遠出をしたい #46 3/16-3/29, 2025

先週はしっかりめに雪に降られたのに、今週は24度まで上がり、また今日は少し寒い。三寒四温もここまで上下があると体がおかしくなる。

先週末はガッツリめに仕事をしていたため、投稿はおやすみとした。
3月後半であるこの2週間は卒業式シーズンということで、卒業式の撮影に追われていた。

意外とどの日も時間は余りがち(というか待機が多い)だったから、その間本を読んだり、ChatGPTと会話をしたりすることはできた。普段とは時間の流れ方が違うものだから、あまり効率良くはなかったけど、何もしていないよりは良いかなと思った。

卒業式、それも大学の卒業式となると、参加している卒業生たちは人生の大きな節目を迎えて、社会人となっていく。自分の卒業式には参加しなかったのに、社会人になってから、いろいろな卒業式を撮影しているのはおかしなものだ。
弟も去年大学を卒業して社会人になっているから、それからもう1年と思うと、時の流れる速さが怖い。

いろいろな大学の学長や学部長の式辞を聞くことができるのは、ある意味ではオトクなのかもしれない。
先生の話を聞くというのは、大体の学生にとっては退屈なんだと思う。実際、どの大学でも式辞のフェイズに入ると多くの学生がカックンカックンと船を漕いでいたり、堂々と口を開けて寝ていたり、あるいはスマホで何かをスクロールしたりしていた。
自分は意外とそういう話を聞くのは好きだった。高校の頃の校長先生がまぁ圧倒的に話が長いタイプで、先生たちにもちょっと長すぎるから短くしてほしいと言われてたくらいみたいで、当然生徒たちはその長い話の時間を嫌がっていた。でも自分は結構面白がって聞いていた。本からの引用をよく用い、人生の何たるかや、勉強することの大切さを説いていたと思うけど、残念ながら内容は1ミリも覚えていない。勉強もロクにしない不真面目な生徒だったのに、その話を聞くのは好きだったのは、ある意味今の読書好きにつながるものがあったのかもしれない。


先週の土曜日には、去年も制作した卒業式のダイジェスト動画の撮影をした。

去年は24-105をつけたフルリグのBMPCC6Kを担いで撮影して、ひどく疲労困憊したから、今年はFX3をレンタルしてそこにSIGMAの28-100/2.8をつけようと考えていた。
でもいざレンタルしようとレンタル屋さんのサイトを見ると、見事にこの日だけ在庫なし。ほかにも卒業式撮影でレンタルした人がいたのかな・・・。

そこで代案として、メインカメラをiPhone16Proとして、サブに望遠ズームをつけたX-H2という構成。
仕事でiPhoneというのはなかなか出しづらいけど、この映像制作は代理店なども挟んでいないので、仕上がりさえ良ければ問題ない。Apple Logの実力やカメラの性能は把握済みなので行けると判断した。

自分のiPhoneにはすでにSmallrigのケージを付けているため、追加でSSDのホルダーだけ購入し、Roninの三脚をグリップ代わりに付けた。
「Blackmagic Cam」というアプリを使用し、ProRes 422のRogで収録。撮影時はLUTを当てた状態でプレビューできるのがとてもいい(何故かREC回すとLUT外れるけど)。

16時頃帰宅してから、速攻で編集。BGMは前日にある程度候補を上げておいたので、その中から撮影して帰ってきたテンションで選んだ。

編集も基本的には時系列で、使えるカットをひたすら並べる。ざっくり並べたらある程度曲のリズムに合わせて調整はしたけど、正直そこまでぴっちりと音ハメをする余裕はない。

編集が終わったら今度はカラーグレーディング。
カメラ2台が混在しているけど、DavinciResolveのカラースペース変換でどちらもBMPCCなどの「Extended Video」にしてあげると見慣れた感じの少しだけコントラストが浅い絵になった。そこにいつもの調整LUTを当てて、明暗を整え、今回始めて使う「フィルムルッククリエイター」というエフェクトを使用した。

「フィルムルッククリエイター」はいつから実装されているのかわからないけど、このとき初めて見かけて触ってみて、いいじゃんとなったのでそのまま採用。カラーのプリセットは結構きつい感じだったので5%くらいでなんとなく味付け程度に。あとはハレーションとブルーム、フィルムグレインとヴィネットを調整して、それっぽい絵になった。
iPhoneのカメラの性能が想像以上に良くなっていて、絵がお利口さんの過ぎたので、ハイライト部分はハレーションを乗せるくらいのほうがちょうどいいなと思った。ブルームはもっとうまく使いたかったけど、全体的に少し汚し(汚すと言うか荒らすと言うか、、、)を入れられるのがいい。

最終的に完成したのは23時半頃。眼が疲れ切って最後の方は色がわからん状態になっていた。
去年は修正があり翌朝に電話で起こされたが、今年は一発OK。

結局仕上がった動画は、横バージョンをWebにはめ込み、縦バージョンを各SNSにアップということで画質はかなりダウン。でも今回で思ったのは、iPhoneの4KのLogは、FHDで制作する分にはかなり十分な画質を出せるなと実感できた。

課題だなと思ったのは、日陰などで撮った絵の色作りがなかなか思うようにいかず、研究が必要と感じた。


今週のある日には、去年も行った富山の卒業式の撮影。朝の6時半にお迎えがきて、エルグランドに4人のカメラマンとひな壇を乗せて車に揺られる。

それぞれの現場に降ろされ、ひな壇を搬入し、現地の担当の人と段取りを打ち合わせる。その後は1時間ほど余裕があったから、お昼ごはんを食べに出る。
同じ建物の担当のカメラマンと、近くにあった喫茶店へ向かったけど、満席で入れず。けっこう美味しそうだったから残念。その近くの富山ラーメンのお店も行列で断念。一緒にいた人が駅まで行けば立ち食いそばがあると提案してくれたのでそこへ行った。

結果的にこのお店で大正解だった。とても美味しかった。

撮影自体は式典のスナップと俯瞰集合とグループ集合とよくある感じだったけど、久々にめちゃくちゃ声を張ったので喉がガサガサになった。この日は凄まじく黄砂が飛んできてたので、それもよくなかった。

16時頃には現場を出て、SAで夕食を食べて、21時過ぎに帰宅。長い一日だった。富山にはプライベートで行ったことはないから、一度はゆっくり訪れてみたい。

路面電車。この古そうな車両に乗ってみたい。

すごい黄砂で、空が本当に黄色だった。日本じゃないみたいだなと思った。


そういえば、富山のことを書いていて思い出したけど、この土曜日の日記を書き始めて1年ほど経ったみたい。早いような長かったような、書き連ねた文量を考えると、1年という時間の重みも感じることができている。
1年続けてみて思ったのは、やはり習慣化して書くことによって、時期ごとの自分の考えなんかを振り返ることができるのは良いなということ。コンビニコーヒー卒業しだしたのも1年前か、と振り返ることもできる。

最初は平均PV3とかだったのも、最近は10前後もらえるようになりました。あまり読みたがられる内容でもないとは思いますが、ページを開いていただけるだけでも幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。

皆様今週もお疲れ様でした。


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